容量2ギガバイトのYAHOOブログの開始に、Livedoor側が泡を食って慌てて決めたことであろうことは想像に難くない。というのも、Livedoorの容量増加のアナウンスを読むと、
・テキスト、画像などのファイルを合計しての容量になります。
・大変申し訳ございませんが、現在livedoor Blog PROの機能にあるFTPアクセス機能は停止させていただきます。
・一度にアップロードできるファイルの容量など、詳細につきましては2月10日の時点であらためてお知らせいたします。
[2月4日 1:40追記しました]
いろいろご意見いただいており、ありがとうございます。
FTPの停止や一度にアップロードできるファイル容量、アップロードできるファイルの詳細につきましては、2月10日にお知らせします。現時点でまだ決定していない点があり、全てをお知らせすることができませんが、詳細についてはまだ予定段階であることをご理解ください。
と、何だか容量以外の部分でちっとも腰が座ってないからだ。今回の容量増加の処置がYAHOOの動向に関係なく検討してきた上での発表であれば、さすがにもっと色々決定した段階で発表するだろう。
容量に“2GB”という値を出してきたのも、完全に「YAHOOに遅れをとるわけにはいかない」という焦りだけからに感じられる(まあ少し前にLivedoorブログとほぼ同じサービスで容量1GB、テキスト容量制限なしのFC2ブログという強力なライバルになりそうなサービスも開始していたが)。今までの無料版と有料版の最大の差の一つが容量の差なのに、これを一気に取りやめて一律2GB、しかし2GBもサーバースペースとして自由に使われちゃたまらんので有料版におけるFTPアクセス可能な権利も廃止、だなんて無料サービスの(とりあえずの)対抗意識以外何かありますか。
基本的にこういった対応の早さというのは確かに評価できることではあるのだが、慌てて容量増加を決めたら有料版のアドバンテージがほとんどなくなっちゃって、それで文句がいっぱい来たから「詳細についてはまだ予定段階であることをご理解ください」なんて追記するなんて、今回のことに限らずそもそも一連の行動が「場当たり的」と言われても仕方ない。
例えば「FTPアクセス可能」のサービスを打ち出す前に、すぐ近い将来にブログサーバー容量の大幅の増加の必要に迫られることぐらいHotmailやYahooのメールサーバーの容量競争を横目に見てなくても(Livedoor自身ギガメーラーを提供してるんだし)充分に予見できたはずで、「FTPアクセス可能」を打ち出す時に、今後の対応策も視野に入ってるべきなのだ。ていうか普通の企業ならそれぐらいやるんじゃないのか?ここら辺の甘さがLivedoorがまだまだただのベンチャー企業の域を出ていない証で、いまだ個人営業的な臭いがするのですよ。
世間のイメージでは「Livedoor」と「楽天」「YAHOO」はほぼ同列にあるように捉えられているが、少し突っ込んでネット等ITサービスを楽しむ人間であれば、Livedoorの技術力やスタッフの質がある程度透けて見え、それがまだまだ「楽天」「YAHOO」に及ばないことが理解できる。
「転売屋」などと揶揄されることのないようLivedoorには株主としても頑張ってほしいのだが…もう売っちゃうかも。
[追記 2/6 13:22]
スタッフの質というよりは、会社としてのシステムの問題の方が大きい、と訂正します。すいません。