2005年01月26日

続プロフェッショナルとアマチュア、DAICON FILM「帰ってきたウルトラマン」

[1/27 03:58追記 前回のエントリのコメント欄で下の話がもう少し展開してます。]

前回のエントリの続きということで、DAICON FILMの「帰ってきたウルトラマン」と「愛國戦隊大日本」を見る。

で、見た結果として前回ぶつぶつ考えておきながら、実にあっさり「少なくともアニメにおいてはアマチュアがプロフェッショナルを超える作品はつくり得る」という結論に達しました。画をつくるのにそもそも多額の金がかかる実写と比べ、制作にかかるコストがほぼ人件費であるアニメなら充分可能だと思います。それほどまでに「帰ってきたウルトラマン」はすごかったです。

とんでもない手間をかけてつくられたことがわかるミニチュア群や司令部などのメカニック部分のつくりこみなど全ての面において凄い完成度で、あー、アマチュアでも個人だけでできうる範囲を大きく超え何人もの人が協力しながらここまでできるんだ、という感じで、個人でプロと同じアニメの制作環境を揃えられる今なら、これほどの情熱(と才能)があれば簡単にプロフェッショナルを超えるものはできてしまうでしょう。まあ、「複数の人が協力しながら同じ方向にとんでもない情熱を向ける」ということがそもそも稀有なことであるとはいえ。

いやーなんかこれから楽しみですね。「ほしのこえ」よりもっと制作規模の大きいスポンサーのエゴなんかどこにも入らない完全自主制作の凄いアニメが出てきたらと思うと。「帰ってきたウルトラマン」も自らのオタク心を好きなだけ満たすべくつくられているのが作品の凄みにつながっているんだと思います。

しかし、それだけの力を持った制作者・団体っていうのは、DAICON FILMがそのままGAINAXの設立につながったようにアマチュアに留まりつづけるってことはないんだろうな、やっぱり。「プロを凌駕する最強のアマチュア」っていうのは常に一瞬のきらめきなんでしょうかね。

まあなんだか今回の話題は尻すぼみみたいになってしまいました。

それにしても「愛國戦隊大日本」みたいなブラック系笑いってツボだから超笑いました。そういえば、「帰ってきたウルトラマン」の制作に関する庵野監督がした苦悩話って「スキゾ・エヴァンゲリオン」っていう本に確か詳しく載ってて、「帰ってきた・・・」の制作にあたって大分庵野監督はまた精神的に追い詰められたとかなんとか書いてあったような。どうもこの人はなんかつくる度に精神が追い詰められないとすまないようですね。

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